高校生、溶接技術競う 7校25人、練習成果を披露

◆高校生、溶接技術競う 7校25人、練習成果を披露

工業系高校の生徒が溶接技術を競う大会が23日、佐賀市の県工業技術センターで開かれた。
7校25人が、溶接の美しさや作業の安全性などを心がけながら、日頃の練習成果を披露した。

出場者は、断面が斜めにカットされた厚さ9ミリの鉄板2枚を30分以内で溶接。
空気や不純物が入らないように、ハンマーでたたきながら作業を進めた。
出場者の後方で、審査員が作業工程などを確認した。

昨年も出場したという塩田工業3年の大畑龍さんは「緊張して失敗した昨年よりもうまくいった。
溶接した部分の仕上がりが真っすぐ美しいと気持ちがいい」と溶接の楽しさを語った。

高校ものづくり溶接競技大会は県と県溶接協会が主催し、今年で3回目。
県ものづくり産業課の室光裕主査は「回を重ねるたびに、各校のレベルが上がっている。
若い技術者が減っているが大会を通して、溶接の職種、製造業に興味を持ってほしい」と話す。

8月25日に表彰式があり、優勝者は11月の九州大会に出場する。

毎日新聞 2018/06/25 6:30
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/234886