数万羽に1羽 “白カラス”2羽同時に現れる 太陽の光を浴びて空を舞う姿は、まるで神の使い 思わぬ経済効果も 青森・道の駅

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道の駅に突然現れた、2羽の真っ白カラスが話題に。
数万分の1という珍しい発見に、街にも思わぬ異変が起きている。

青森県で見つかった“白い鳥”。

近くに住む人は、「最初、ハトが飛んでいるかなと思ってた」、「カモメやハクチョウじゃないし」などと話した。

ハト、カモメ、はたまたハクチョウと、さまざまな声が上がった白い鳥の正体は、「カラス」。
しかも2羽。

近くに住む人は、「ハトだべかーって見たら、カラスだよと。カラスでも白いのがあるんだと思って」と話した。

その珍しさは、宇都宮大学の杉田昭栄特命教授によると、「おそらく数万羽に1羽出るかどうかの確率というか偶然。黒い色素を作る遺伝子がなく、そのために色を作れなくて白になったと思う」と話し、白いカラスは大変貴重で、20年に及ぶ研究人生で一度も見たことがないという。

白いカラスは、地元には思わぬ経済効果をもたらしている。

道の駅「いかりがせき」の桑田直樹駅長は、「(白い)カラスがいることによって、いろんな方がこの道の駅に来られるので、道の駅の宣伝にはなっている。売り上げ的には、若干ですが上がっている」と話した。

道の駅「いかりがせき」では、白いカラスを目的に県外から来るお客さんも増え、売り上げが伸びたという。

桑田直樹駅長は、「初めてカラスで恩恵という気持ちでいる。白いカラスが、このままずっといてくれればと思います」と話した。

珍しい白いカラスをカメラに収めようと、野鳥の撮影が趣味という男性も駆けつけていた。

まさに、この時とらえた奇跡の1枚。
大きな翼を広げ、太陽の光を浴びて空を舞う姿は、まるで神の使い。
とてもカラスとは思えない。

今回現れたこの2羽。
地域に幸せを運ぶ白いカラスとなることができるのか。

06/25 18:42
FNNニュース
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