理研のスパコン「京」 実用性能ランクで首位脱落、3位に後退

スーパーコンピューターの実用性能を評価する国際ランキング「HPCG」が25日発表され、3期連続で世界トップだった理化学研究所スパコン「京」が3位に後退した。1、2位は共に米国のスパコンだった。

HPCGは、建物の構造解析やエンジンの熱伝導分析など、産業で使う計算速度を競う。約半年ごとに発表され、京は2016年下半期から首位だった。

スパコンの単純な計算速度を競う国際ランキング「TOP500」も同日発表され、産業技術総合研究所の「ABCI」が国内最高の5位に入った。ABCIは人工知能(AI)の研究開発用スパコン。省エネ性能を評価する「グリーン500」では、日本の新興企業「ペジーコンピューティング」などが開発したスパコンが1〜3位を占めた。

2018年06月25日 18時21分
YOMIURI ONLINE
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