コーラに続き、ビールも透明ブーム アサヒビールが「クリアクラフト」 販売へ

ビールも透明にブームが浸透、アサヒが発売
2018年6月25日 14:33


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アサヒビールは25日、透明なビール系飲料「クリアクラフト」を売り出した。透明なビール系飲料は珍しい。夏の最盛期を迎えるなか、透明な色で涼しげな印象と驚きを与えて需要を開拓する。現代人はハイスペックなモノにちょっと疲れ気味。すっきりを求める時代に、商品を透明にするブームは清飲飲料にとどまらず酒類にも広がってきた。

クリアクラフトは発泡酒。ビール系飲料の黄金色につながる麦芽の比率を25%以下に抑えており、色をつけないような原料も選んで使うことで透明にした。ビールは満腹を感じやすく何杯も飲み続けるのが難しい。満腹感を強める麦芽の味を抑えたほか、すっきりとして心理的に飲み続けやすい透明にすることで飲みやすくした。

開発には8年を費やした。製造は、クラフトビールを製造・販売する子会社「東京隅田川ブルーイング」(東京・墨田)が手掛ける。小規模な醸造所がつくるクラフトビールとの位置付けだ。

グループ直営の4店で試験的に販売する。価格は1杯500円で、約9千杯を販売する予定。顧客の評判を踏まえて今後、続けて販売するか検討する。

近年、透明な飲料で大ヒットとなったのがサントリー食品インターナショナルが2015年に「天然水」ブランドの派生商品として発売したヨーグルト風味の「ヨーグリーナ」だ。派生商品で年1千万ケースを販売したのは異例だった。同社は17年に透明なレモンティーなども発売した。

透明な飲料は、見た目から感じる甘さを抑え水のように飲める点が特徴だ。商品はカロリーゼロではないが、「すっきりして飲みやすい印象がある」といった声もある。健康志向を強める消費者の罪悪感を抑える面もあるようで、消費者の支持が広がっている。

透明な飲料を投入する動きは他社にも浸透してきている。日本コカ・コーラは6月、主力ブランド「コカ・コーラ」から「コカ・コーラ クリア」を売り出した。

酒類業界でも動きが出てきた。サントリービールも6月、ペットボトル入りの透明なノンアルコールビール「オールフリー オールタイム」を発売した。一般的な清涼飲料のような見た目でオフィスでも抵抗感なく飲めるようにする。