幕の先駆け 天誅組の史料発見

倒幕の先駆け 天誅組の史料発見

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20180627/8010002206.html
NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

幕末に土佐藩を脱藩した若者を中心に結成された「天誅組」が、明治維新の5年前、
幕府の代官所を襲撃した際の様子を描いた絵が新たに見つかりました。

今回見つかったのは「天誅組」が文久3年(1863年)、いまの奈良県五條市にあった
幕府の代官所を襲撃した時のことを記した挿絵入りの古文書です。
天誅組」は、土佐勤王党のメンバーで坂本龍馬よりも一足早く脱藩したいまの高知県津野町出身の
吉村虎太郎らを中心に結成され、明治維新の5年も前に幕府の代官所を襲ったこの事件は、
討幕運動の先駆けとされています。

天誅組は最終的に幕府軍に敗れましたが、出陣の際の絵に描かれた菊の紋の入ったのぼりや大砲、
それに背後の軍勢からは、天誅組が周到な準備をして戦いに臨んだことが見て取れます。

古文書が書かれたのは、中にある日付から襲撃事件のおよそ半年後だということで、
山内家の下級武士の子孫で高知市に住む男性の家に代々、保管されていていました。

幕末の歴史に詳しい佐川町立青山文庫の松岡司名誉館長によりますと、襲撃からわずか半年後に
当時の様子を詳細に描いた絵の存在は、これまで知られていないということです。
松岡名誉館長は
「歴史的な決起の様子を具体的に記した貴重な史料で、『天誅組』の研究がさらに進むことが期待できる」
と話しています。

06/27 12:24